石塚 秀彦
代表取締役

石塚 秀彦

Hidehiko Ishitsuka

茨城県出身の1983年生まれ。大学ではプログラミングを専攻し、2006年にサイバーエージェント子会社の(株)シーエー・モバイルに新卒として入社。2008年に(株)zeronanaの設立メンバーとして転籍、広告営業部長を務めたのち、代表取締役社長に就任。2012年に(株)ストロボライト設立、2014年に「LOVEGREEN」を立ち上げる。自宅とオフィスでは多数の植物を育て、特にサボテンの「フェロカクタス属」や「アストロフィツム属」の愛好家である。2018年9月より(株)ユニバーサル園芸社[JASDAQ:6061]の顧問に就任。

INTERVIEW

植物遍歴から聞かせて下さい。

幼少期の頃に、祖父が庭でたくさんの盆栽を育ているのを見ていて、盆栽や植物全般に興味は持っていました。

サボテンに出会った時、よく見ると同じ品種でも一つ一つ形が違い、それぞれが違う表情をしていることにとても愛着が湧いたんです。人工物にはない「色」や「形」、造形美やリズムがあって、いつまで見ていても飽きないですね。

植物に関わる事業を始めるきっかけは?

ストロボライトは2012年に設立したのですが、広告代理店として事業をスタートしています。当時は、テレビ局の番組プロモーションのお手伝いやアパレルブランドのソーシャルメディア運用など、いまとは全く違う業務を行っていました。

 

ただ、自分自身の結婚を機に、新居の観葉植物を探したり、結婚式の会場装飾でお花や植物のことを考えたり、贈答品のフラワーギフトを探したりと、ライフイベントで植物が絡むことが自然と増えていき、そういった体験の中で商品やサービスに対しての不満や不足感などをとても感じました。

 

そして、2013年頃に花や植物に関する業界のことを調べていたら、自分がこれまで関わっていたインターネットの広告事業やソーシャルゲームなどの市場規模よりも、園芸業界の市場規模の方が大きいことを知ってとても衝撃を受けました。
しかもこの規模感なのにIT化がとても遅れていて、上場会社などの大企業がほとんど存在していないことにも驚きました。

 

植物は暮らしの中でもポジティブなものなのに、園芸業界で働く人たちのほとんどが希望に溢れているとは言えない状況。労働集約で属人的な経営をしている企業が多く、その結果、消費者ニーズを捉えたサービスや商品を全く出せていない。これは、自分がこれまでの経験や知識を活かして、変えられる部分が多いなと思いました。自分の好きな植物の業界で働く人たちや企業が元気になれば、きっと消費者にも良いサービスが届けられるようになるのではないかと思いました。

園芸業界の課題はどのようなことがありますか?

二代目や三代目は経営者の方とは世代的にも自分と感覚は非常に近く、IT化しないといけない、snsを使おう、環境を変えていこう、など意見が合う方多くいるなと感じています。また、そういう方とは仕事以外でも、音楽やカルチャーの部分でも意気投合できたりと、ビジネスも一緒にできるなという可能性を感じました。ただやはり、経営やマーケティングの部分である程度の経験している人はまだまだ業界に少ないと感じていて、そういった部分でも何か業界に貢献していけたらなと思っています。

園芸業界には人材が流れてきていない?

やはりITに精通した人材は大手でもほとんどいないのではないでしょうか。そういった人材からすると、そもそも就職先として、業界の認知がされていないと思います。植物や園芸に関心を持ち始めるのって、年齢と共に増加していく傾向があり、特に50歳を過ぎ始めると伸びる傾向にあります。なので、必然的に若手のIT系人材が不足する構図が生まれやすい。もっと、衣食住と同じレベルで世の中の人々に、関心が持たれるような取り組みをしていかないとダメだと思います。

どんな人と一緒に働きたいですか?

ちょっとずれている人がいいですね(笑)。好奇心が旺盛で、自分とは少し違う何かを追い求めている人って面白いなと思います。


知的好奇心が高い人は、ビジネスにおいても高いパフォーマンスを出したり、面白いアイデアを出す人が多いので、何かに激しくハマっていたとか、新しいものに興味を持って取り組めるような人と一緒に働きたいですね。

面接でもただ単にこの人は良いか悪いかのジャッチをしている訳ではなくて、面接の間、僕自身も何か相手から勉強させてもらおうと思っているし、そういうコミニュケーションを構えずに素でできるような人が良いと思います。なので弊社では、「面接」を「面談」と呼ぶようにしていて、面と向かって談笑させて頂ている感じです。

石塚さんの特徴を教えてください

IT業界やスタートアップでは、学生から起業してそのまま社長になる方も多いと思いますが、私の場合はサイバーエージェントグループに新卒で入社し、広告営業の「リーダー」→「副部長」→「営業部長」→「子会社社長」と、約6年間で多くの経験を積ませて頂きました。なので、上と下に挟まれている中間管理職の立場や、現場が感じる不満や不安など、それぞれの立場で嫌だなと感じたことが起こらないように経営者として気を付けてますね。あとは、数字が大好きなので左脳寄りで経営的な話をしたり、一方でカルチャー系の話も大好きなので右脳寄りで話したりと、スイッチが極端に入るので、そのあたりは周りのみんなは大変だろうなと思いますね(笑)

ストロボライトの5年後を教えてください

5年後はストロボライトが上場企業になっているはずですね。 上場企業となると、よりパブリックな立場で責任感もさらに増してくると思うんですが、園芸×ITでビジネスが成り立つんだという希望を業界に与えたいですね。就職を考えた時に、IT業界や商社、金融、広告などの業界行きたいと思うのと同じように、憧れを持って園芸業界に行きたいと思う人が、ひとりでも増えたら嬉しいですね。

最後に、ストロボライトとはどんな会社ですか?

植物に囲まれて働いるので「植物園」と言いたいところですが、実際は「動物園」であり「水族館」みたいだなと感じています。

メディア事業で働くメンバーは、とにかく個性的でキャラが濃くて、肉食動物もいたり草食動物もいたりと、なんか全体的に獣匂が漂う「動物園」みたいです(笑)


一方でMIDOLASは、大きな会社にいたり、ロジカルでオフィスワークに慣れている人が多いせいか、すごく知的で左脳的な集団だなと感じます。そんなクールな雰囲気だけど、やはり濃いメンバーが揃っているので「水族館」。

 

こんな感じでストロボライトは、右脳的な人も左脳的な人も混在していて、少しカオス感がありますが、自分が一番この環境を楽しんでいるかもしれません(笑)